2010年07月01日

たまたまに願い。

「東京湾景」という吉田修一の本を読む。泣きそうになる。「泣きそうになる」というのはとても心が動いた証拠で、「泣いてしまう」と、その物語は過剰な演出か、はっきりしすぎている、あまりに虚しすぎるなど、感動すぎる何かが入り込んでいるので、自分としては単なるエンターテインメントとなってしまう。エンターテインメントはもちろん根本にありつつも、「泣きそうになる」物語は、芸術は、その寸止めのところで涙が引き止められる何かがあるわけで、ものすごく心に引っかかる。その「何か」はとてもリアルで重要なパートで、僕の作品もそういった寸止めの何かを含んだものにしたいと願います。「望む」のではなく、「願う」というのは、最終的に完成に到着する要因として、あらゆる物状況がリンクして音楽に偶発的に降ってくる要素が必要で、その要素は自主的な「望み」ではなく「祈り」に近いものだと思うからです。
東京湾景、まだ読みたいけど、仕事やらないかんので、また明日。
posted by あらかじめ決められた恋人たちへ at 02:04 | Comment(0) | 日記
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